1階に降りると、リビングのソファにパパは座って待っていた。 テーブルを挟んで、私はパパの前に座った。 ママが入れてくれた温かい紅茶のカップを手で覆うと、さっきまで冷たかった手が一瞬にして温かくなる。 「ありがと」 ママがソファに座り、3人が揃う。 一瞬の無言。 パパがお茶を一口飲むと、話し始めた。