この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。





家に帰って、どれくらい時間が経ったろう……。





手も足もキンと冷たくなって、我に返った。







暖房を入れると窓がすぐに曇り出し、外はどれだけ寒いんだろう……。









コンコン





「はい?」







ノックの音に気付き、返事をすると……




「パパだけど、ちょっと下に降りて来てくれないか?」






「……うん」





パパがこんなに早く帰って来るなんて……。