この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。





「そのうち、あの子は全てを忘れてしまう……。

学校のことも、友達のことも。
家のことも、親である私たちのことも……」







話を聞きながら、ママがうつむいた。













「ヒサちゃんのことも_______」










「……」