この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。




センパイのお母さんの言葉に、隣に座るママの顔が、みるみる青くなっていくのがわかった。










「……アルツハイマー?」







その名前を聞いたことがあった。







ママのお父さん……おじいちゃんが、アルツハイマーだった。


もう何年も昔のこと……。