「雪……」 落ちてくる雪がどんどん量を増す。 早く帰らないと……そう思いながら見上げると、3階の大きな窓に センパイの姿が見えた……。 「センパイ!」 私は急いで、センパイの家の前まで戻った。 センパイ……。 家にいるなんて……。 どうして……。 センパイは私に気付くと、ふいと背を向けた。 「センパ……」 どうして…… どうして_______……。