この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。





みんな、みんな、舞踏会を楽しみにしてくれてるんだ。




嬉しい……。








私はもう1度センパイに視線を向けた。









ドキン……。








センパイと目が合った。










ドキン……






ドキン……








いつもとは違うカンカク……。







鼓動の速さについていけない……。







手が震えた。











目が合った数秒……





パッと目をそらしたセンパイは、うつむき微笑んだ。








濡れた髪の雫が、キラキラ光る。











ドキン





ドキン……








センパイ……。