この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。




せっかくの夏休みも、暑くてくたくたになっても、それでもよかった。






センパイと一緒に居られる毎日が嬉しくて……。





あんな笑顔が見れることが、嬉しくて……。














「ねーヒサ、学祭当日、髪どうするー?」






「そうだねー、このままでもいいかなーって。
自分のこと、何も考えてなかった」








「えー、せっかくドレスとか用意したのに、髪このままってなくない?」








「そう?」






「もーっ、相変わらずだなーヒサはー」










自分が出した案とはいえ、自分のことちゃんと考えてなかったな……。









「私は裏方として、オシャレも何もしなくていいんだけど……」







「何言ってんのー。
ヒサもう少しオシャレすれば、絶対見栄え良くなると思うのにー」






「そうかなぁ?」







「ベースはいいんだから」








"ベース?"









ドレスやヘアメイク……やっぱりみんな女子だよねぇ。





今からすごく楽しみにしてる。