「わはははー」
遠くから、優也センパイの笑い声が聞こえた。
副会長や他の生徒会メンバーと、笑い合いながら作業している。
男子は舞踏会の装飾担当。
力仕事がメインだ。
看板を塗っているペンキが、副会長の顔に塗られていた。
大笑いしている優也センパイの仕業だろう。
みんなも大笑いで、顔を洗おうと出した水道の水が、みんなに浴びせかけられた。
子供のようにはしゃぐ
高く跳ね上がった水
小さく虹が見えた。
束の間の清涼。
時間が無いと焦っていても、みんな楽しそう。
暑熱の8月。
まばゆい真夏の陽光。
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