この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。




「このチラシを全生徒に配る。
そして、街中に貼り出して参加を呼び掛ける。

もう大々的に告知はしてあるから、生徒たちも興味を示してくれている。
あとは街中の人や保護者の反応だな……はい」







「え?」


いきなりセンパイにチラシを渡された。









「街中に貼るの、よろしくな」








「えっ!?私!?」







「もちろん」








「えーーー」














学園祭に向けての準備で、私の夏休みは、ほぼほぼ無くなった。






でもそれは、優也センパイも生徒会メンバーも、みんながそうだった。