「ヒサのおかげで、今までと違う学園祭が出来そうだよ」
「私……何もしてない。
自分の気持ちばかり言っただけで、それが本当に学園祭に繋がるのかなって……」
「それで十分なんだよ」
センパイは私の前の席に座った。
「それで、じゅうぶん?」
「あぁ。
名門校と呼ばれるのは、学校の厳しさや、気難しい生徒会の存在も大きいと思う。
いつの間にか生徒会も「軍団みたい」なんて言われるようになってるし」
「あ……」
"確かに"そう言いそうになるのを、ぐっとこらえた。
「本当は、生徒会のメンバーもいたって普通なんだよ。
もちろんみんな頭も良いし、発言力も影響力もある。
でも、ヒサが言うように、オシャレもしたいし恋もしたい。
副会長なんて、大の野球好きで、共通の知り合いで彼女もいる」
「えっ!?」
私は驚いて、ついつい大声をだしてしまう。
「しーーーーっ」
センパイは慌てて「内緒な」と言った。
あの、堅そうな副会長にまで彼女が……。
