「なるほどね」


彼は微笑んでいるけど


考えが甘いとバカにしているのだろうか。


確かに俺は甘かった。


笹野さんの優しさに甘えていた。


周りが海とかお祭りとか

クリスマスを2人で過ごす

なんてしている中

文句を言うこともなく

平然と毎日を過ごしていたんだから。