「...うん。

びっくりしたよ、何年ぶりかな」


お店とは違い、タメで喋る声に懐かしさを感じる。


「明日、俺休みなんだ。

もし時間あるならどっか行かない?」


彼女じゃない。


“友達”という繋がりは

あの頃より弱いかもしれない。


それでも

野崎くんから誘ってくれたことが嬉しくて

何も考えずに返事をした。