この光景を何度見ただろう。


名刺を片手にぼーっとする私。


書かれているアドレスを登録すべきなのか。


ベッドに横になりながら考え込むこと数分。


“久しぶりだね”

という文字が優しく語りかけてくる。


この字を見るのは

“誕生日おめでとう”

以来かもしれない。