あれからしばらくして, なかなか泣き止まない弥生を 私の家に呼んだ。 彼女は今ココアを飲んで, ようやく落ち着いていたんだ。 「…でさ,いきなりなにがあったの?」 弥生が ココアが入っていたティーカップを置いたのを合図に, 私はさっそく質問…。 めったに泣いたりしない弥生が こんなに目を真っ赤にしてるのには, きっと大きなわけがあるから……。 「私でよかったら…聞くよ…??」