池に落ちた彼女を引き上げようと

手を伸ばすが



掴もうとしない



結局俺は
池が冷たくて気を失った彼女を

引き上げることしか出来なかった






目覚めた彼女は

俺の部屋に来た



ちょうど、他の男子たちは先に風呂へ
行ってたから部屋には

俺だけしか居なかった





「っ?!浅井!!起きたのか、大丈夫なのか?!
体は・・・」





「お願いですからもう私に構わないでください」




それだけいって部屋を出ていった







結局おれがこの2年間思い続けてた

想いは全部無駄で




俺の今までの努力の全てを否定された




そんな気持ちに一気になった






この時俺の心の中では

悲しみというより



怒り、嫉妬の感情の方が強かった






なぜだ、

俺がここまで



こんなに想ってんのに



なんで応えてくれないんだよ




選択肢は最初から用意されてなかったってことか・・・




彼女をめちゃくちゃにしてやりたい



何でもいいから




どんな形でもいいから




閉じ込めて

独り占めにして





逃げさせないようにしてやりたい