弱いあたしと強い君と。


保健室に歩きながら
俺はその姿のことを聞き出そうとした


別に俺には関係のないことだけど

さすがに気になる

「お前その傷どうしたんだ」


いきなり核心つきすぎたか?


「いや、転ん...」


そんな理由で誤魔化せるか馬鹿野郎


「その泥で転ぶとかで誤魔化せないからホントのこと言えよ」


「...んっ...」

泣き始めて黙り込んでしまった

めんどくせぇな...


「はぁー、言いたくねぇーなら言わなくてもいいけど、なんかあったらちゃんと周りに頼れよ?」


なんで俺はこんなこと言ってんだろ。

あ、そうだ。

前に、周りに頼れなくて壊れたやつを
知ってるからだ


俺は多分こいつのために言ってんじゃなくて

また俺が同じ思いをしないために




俺が自分のために言ってんだ