そこで見た光景は今でも覚えている。


2人がただの幼なじみなのか。前から薄々感じてた。


でも気づかないふりをしていたんだ。



それでも私は先生が好きすぎて、2人が付き合っていたことに気づかなかったの。


いつの間にかいた雅樹が、後ろからカーテンを閉めた。



「知ってたの?先生たちが付き合ってること。」


「まぁな。気づくだろ。普通。」

「そうだよね。
私が馬鹿だったんだょ...ね。」



ゆっくり崩れていく私を雅樹が支えてくれた。