「え?」

「・・・・」

驚くエイミーと無言で顔をあげるマロン

「・・ここだけの話し、ドレス・・たっくさん持ってるの」

とふたりに笑顔をむける姫花

「無理だよ・・ だってヒメカとは身長もウエストも合わないモン」とエイミー

「そんな変わらないじゃない? 二人ともすっごいスタイルいいわよ? スタイルが良いって、痩せていればいいってもんじゃないのよ? ガリガリな体に、触りたいって思う人はいないんじゃない? それに、ダンスパーティーの衣装にこんなに必死になるってことは二人とも見てもらいたい人がいるんでしょ?」

と姫花はマロンを見る

エイミーの話しはさっき聞いていたので、マロンはどうなのかな~と探っているのだ

そんな姫花の視線に赤くなり俯くマロン

「やっぱり~ エイミーは私の妹みないなモノだし、そのエイミーが妹っていうマロンも私の妹 じゃあ、すぐに行きましょっか?」

と姫花は席を立った


さっき会ったばかりなのに、自分にまでドレスを貸してくれるというのだから、この展開に驚いたのはマロンだった

そんなマロンに気付いたエイミーは

「大丈夫・・」

とマロンにウインクし、姫花の後を追い、マロンも慌てて席を立ったのだった