「一旦、人が引くまでお茶でもしようか?」

と姫花は元気のないエイミーを引っ張り、レンタル衣装屋を後にした

姫花とエイミーはモール内のフードコートでマフィンを食べることにした

「ほら・・ 人が引いたらゆっくり探そう? 掘り出しものがあるかもしれないし」

と姫花

「・・うん・・」

「でも、ダンスパーティーなんて“ザ・アメリカ”って感じ」

姫花のその言葉に、思わずエイミーも吹き出してしまう

「やっぱ、エイミーは笑ったほうが断然かわいい♪ 」

姫花のその言葉に

「笑った顔がヤバイって、相当だよ?」

といつものエイミーに戻ったことで姫花もフッと笑みが漏れた

「で?」

「で?って何?」

目の前のマフィンにかじりつくエイミーは、姫花の問いに首を傾げる

「もう・・ で、誰と行くの? そのパーティー」

興味深々の姫花は思わず身を乗り出す

「・・・・・・」

エイミーは顔を真っ赤にして苦笑い

「おーっと、この反応は、すっごいキュートな男の子なのね!」

と姫花