Afther 姫☆組 (姫シリーズVol.4) 【完】

「でも・・ 姫ちゃんのHPで姫ちゃんのブランドの販売されてて・・先週新しくネックレスとか発売されてたよ?」

と咲は自分の腕を差し出して

「コレ、姫ちゃんから昨日届いたんだよ?」

と腕につけられているブレスレットを見せた

「姫花から? 本当に姫花からだった? 事務所からじゃなくて?」

と賢次

「なんでそんな事で嘘つく必要があるんだよ?」

と咲を疑う賢次にイラつく大吾

「私にも送られてきた・・ 姫花の手書きの手紙も中に入ってたし・・」

とりん

「・・・手紙は書いておくことも出来るだろ? でも家に帰ってから見てみなよ? 送り状は事務所になってると思うよ?」

と賢次

「おい・・ 賢次なんなんだよ? なんでそこまで言い切る?」

ずっとだまっていたガクが口を開いた

「姫花の今の活動は、このブランドのデザインだけ・・ AQUAにも顔一切見せない 誰もあってない・・ 多分、家にもいないよ? 姫花は、もう日本にいない」

「だから、なんで日本にいないって言い切れる?」

「さぁ・・・ でも、わかるよ 姫花はいない 家に帰っていなんだろ? 確かめてみたら? 姫花の生活の痕跡は消えてると思うよ」

賢次はそう言って立ち上がった

「探しにいくのか?」

と大吾は賢次の背中に声を掛けた

「・・・探さない」

賢次はそう言い残し、AQUAを後にしたのだった