Afther 姫☆組 (姫シリーズVol.4) 【完】

賢次が再びAQUAに戻ると、すでにみんな集まっていた

「賢次が集合かけるなんて珍しいね」

と大吾

その横のソファに座っているのはガク

賢次がカウンターに視線を移すと、りんと咲がアリと一緒に何か作っている様だった

賢次はそのままガクの前に腰を下ろす賢次は、何も言わずガクを見ている

「・・・なんだよ?」

ガクは眉をひそめる

「・・・なんか気付かない?」

賢次のトゲのある言い方にさらに眉をひそめるガク

「は?」

「龍馬はソウル・潤也はパリ・・・ じゃあ姫花は?」

と賢次

「仕事なんじゃねぇの?」

とガク

「俺には兄妹はいないけどさ、がっくんと姫花とずっと兄妹の様に育ってきたんだよ・・りんが大事なのはわかるけどさ、もう少し姫花の事気にしてあげたら?」

「は? なんなんだよ? 賢次? ちょっと売れたら、それか?」

「何ソレ・・ そういう考え方しか出来ないようになっちゃったわけ? がっくん、変わったね」

ずっとガクから視線をそらさなかった賢次が横を向いた

「おい・・ なんなんだよ? 」

険悪な雰囲気に大吾はたじろぐ

ガクを兄のように慕っていた賢次

賢次を弟のようにかわいがっていたガク

そんな二人だったから、今までこんな風に言い合うことがなかったのだ