早乙女くんは見かけによらず✕✕


あたしから言えば、『アホくさ。』の一言で終わる話だったんだけど。


そんな"見せたくない症候群"の彼が行きついた先は頭いいくせに、馬鹿だった。


『なら俺、精一杯の努力して3年間乗り切るわ』

変な方向へ努力し始めてた。

『もっと違う方向に努力しろよカス』って言い返したのを未だにハッキリと覚えている。


まぁ辞めてないってことはまだ努力が続いてんだなぁ、どうでもいいなあ、なんて考えながら帰宅する毎日。


「でさ〜。こういうことだからやっぱ俺の家に来るべきだと思うわけよ。
で、この反応は聞いてなかったパターンじゃん?沙里。

罰ゲーム。俺の話聞く法違反として俺の部屋に逮捕。」


こういうダル絡みだって毎日続く。