眉を八の字にして困ったように謝る琉斗に、ドキドキする。 なんか…… あたしって独占欲強いのかもしれない。 「悪いって思うなら、この先もずっとあたしに好きって言い続けてよ。 そうやって、あたしに溺れればいいじゃない? あたしがそれに応えるかは別問題だけど。」 拘束が解け、自由になった手で琉斗の頬を包み、自身のそれで塞ぐ。 最初は驚いてた琉斗だけど、一瞬で豹変。 触れるだけのキスで終わらせるはずだったのに結局、琉斗に攻めに攻められ触れるだけ、なんて表現とはかけ離れたものになった。