早乙女くんは見かけによらず✕✕



眉を八の字にして困ったように謝る琉斗に、ドキドキする。


なんか……




あたしって独占欲強いのかもしれない。





「悪いって思うなら、この先もずっとあたしに好きって言い続けてよ。

そうやって、あたしに溺れればいいじゃない?

あたしがそれに応えるかは別問題だけど。」



拘束が解け、自由になった手で琉斗の頬を包み、自身のそれで塞ぐ。


最初は驚いてた琉斗だけど、一瞬で豹変。

触れるだけのキスで終わらせるはずだったのに結局、琉斗に攻めに攻められ触れるだけ、なんて表現とはかけ離れたものになった。