「椿ってさ、本当女みたいだよな。髪の毛伸ばしたら超美女になれるって。」


「...なれないよ。」


「絶対なれるって。こんな細くて女みたいに白い肌してよ。本当に男か?」

「...男だよ。」

嘘。

本当は女。

「まあ、こういう男多いからなぁ、最近。」

「...そーゆーのじゃないからな。」

「わかってるって!俺は信じてる!椿は永遠に俺の友でいてくれることを!」

「...頭おかしい...のか?」

「正常だ!!」

「どっちでもいいけど、ちょっと行ってくるわ。」

「どこに?」

「ん~、どっか。」