あたし、、このままどこに連れてかれるの??


そして、人通りが少ない場所でやっとその人は止まってくれた。


あたしは逃げようとするが腕はまだ離されていなくて前に進めない。


「…あ、あなた、、だれ?」


あたしは後ろにいるであろう人に問う。


「………俺は鬼桜の総長、成宮カイ」


!!


鬼桜……。


飛雄に怪我を負わせたヤツら。


「………あたしなんかに何の用があるの!」


あたしは振り返りながらそう言う。


あたしはその顔に見覚えがあった…。


どうして名前だけでわからなかったのだろう……。


いや、、あの時のこの人は暴走族なんてやるようなひとじゃなかった…。。