「優妃。」
突然飛雄があたしに話しかけてきた。
何?と聞き返すと
「2週間。見舞いに来てくれてありがとな」
そう言ってくれた。
その言葉だけであたしのココロはポカポカと暖かくなった。
「あったりまえでしょー!ヘヘッ。」
そう返すと飛雄はククッと喉を鳴らして笑った。
その姿さえもかっこ良くてドキッとしてしまう。
あたしはホントに飛雄に溺れてるなぁ。。
飛雄の顔をずっと見つめていると不意に飛雄と目が合ってしまった。
それから数秒。あたしたちは見つめ合ったままだった。
な、何か。。。
何か喋らないと……。
あ!
「あ、あのケーキ美味しそうだなぁ〜。は、ははは。」
…ちょっとわざとらしすぎたかも。。
「棒読みすぎんだろ」
そう言って爆笑する飛雄。
こんなに笑う飛雄は初めて見た。