すると、あたし達に気づいた人達が、飛雄とあたしに道を開けてくれた。


「「「総長こんにちわ!!!!!」」」


みんな大声で元気よく言う。


耳痛い………。


「うっす」


飛雄はそっけなくそう返す。


「みんなあんな元気よく言ってくれてるのになんで飛雄はそんなにそっけないの?」


疑問に思ったから聞いてみた。


「俺がそんな風に言うヤツだと思うか?」


思わない。。


てか、全然合わない。


もし飛雄が周りの人たちと同じように言ってたら爆笑ものだよ!


「全然!飛雄がそんなことしたら笑える!」


「失礼だな」


えへへー♡


「ねぇどこ行くの?もう倉庫の中じゃん。」


倉庫の中についたというのに足を止めようとせず今は階段。


「幹部室に行くんだよ。」


幹部室??なにそれ。


「幹部室ってなに?」


「教えるのめんどくさい」


もーー!


教えてくれてもいいじゃん!