俺はずっとおまえしか好きじゃねぇよ

行ってしまったな。仕方ない。





まだ朝なのに何回目か分からないほどの回数のため息をつき、あたしはリビングに戻った。




柚架と一緒に朝食の片付けをしていると、




「ピンポーン。」




チャイムが鳴った。




「おっ!あの2人来たよ!」




「はぁーい!!今、行くよー!」




お母さん達と同様テンションが高い柚架はうれ
しそうに玄関に駆けて行った。



「おじゃましまっす!」





「おじゃまします。」





2つの低い声が聞こえて、3人はリビングに入ってきた。





「座って座って!ほら、柚穂も一緒におしゃべりしようよー!」







「いや、あたしはいいよ。」





喋りたいわけないじゃん!あの2人に近づくのも嫌なのに。



はぁ、あたし、いつからこんな好き嫌い激しくなったのかな?




食べ物とかはそんなに無いのに。うーん。





深く考えていると、後ろに人の気配が。





えっ!と思った次の瞬間、後ろから抱きしめられた。