柚穂side




帰り道も何故かずっと無言だった祐。




「ねぇ、どうしたの?」




呼んでいるのに、反応してくれない...



なんで?



あたしのことなんかもうめんどくさくなったのかな?



あたしが泉沢君に抱きしめられたり、キスされそうになったから怒ったのかな?







何も言わないってことはそうなんだね...






涙が頬を伝った。





「えっ!柚穂!」