共有スペースは一階の玄関から見て真ん前にあった。


そして、入ると下は0歳から、上は高校生くらいの人が遊んでいた。


小さい子の近くには施設の職員さんがいて、本を読み聞かせしたり一緒に折り紙したりしていた。


ふと一人の男の子が私たちの存在に気づくと、それを初めに全員が気づいてシーンと静まり返った。


それに気づいた職員さんがこちらに駆け寄ってきた。


「この子達は、東京から遊びに来てくれたんですよ~!!皆さんいっぱい遊んでもらいましょうね~!!」


そう言うと、小さい子達が大きな声で、


「はーい!!」


と元気に答えた。