カーテンを開けると、青い空に散らばった白い雲、

清々しいほど綺麗な夏の青空が見える。


いつもと同じ朝のはずなのに、


なんだかいつもよりキラキラした空だ。


一階のリビングからはほんのりとトーストの焼けた匂いがした。


ゆっくりと重たい体を起こして、


まだ眠たい目をこすりながら私は下に降りる。


キッチンにはママがいて、テーブルには朝食の支度がされている。


「おはよう星来」


「、、おはようママ」


甘いパンの匂いが鼻をすする。