「太登!」

「なんだよ!近寄んなぶす。」

あぁ。私は近寄っちゃだめなんだ…
好きだったのにな…。

「太登…あ、あの、今日の放課後話があるから屋上に来て…。」

「あぁ。」

嫌なことがあると時間というものは
早く進むようで…もう放課後です。

「美々香ちゃん行ってくるね!
あ、帰っててもいいよ!」

遅くなっちゃうから帰した方がいいよね?

「ばか!どうせあんた泣くんだからほっとける訳ないでしょ?
そんなこといいから、早く行きなさい?
がんばれ!」

「美々香ちゃん…ありがと。」