僕が中学1年生のとき、母は事故で死んだ

母が残した借金は

母にかけられていた生命保険で全て返せた

僕一人で生きることを決めた

誰にも縛られずに生きることを決めた

その時母の言葉を思い出した

「なにかあったら私の部屋に来なさい」と

でも幼い僕が泣いて母の部屋に入ろうとすると

母はそれを止めた

僕ははじめて母の部屋に入った

とてもシンプルな部屋だった

ふと、ベット上を見る

1つの箱があった

箱を開けると

そこには

通帳と印鑑と手紙とDVDが入っていた

僕はリビングに戻り手紙を読むことにした

手紙は2枚あり

母と父からのものだった

「秋くんへ