僕の名前は森本秋(モリモト アキ)
この小説の主人公です




僕が生まれた瞬間英才教育が始まっていた


家ではずっと英語の歌が流れていた


読み聞かされた本は、数学や理科などの公式または古文


字が書けるようになってからは毎日大量の参考書をやらされた


それが当たり前だと思っていた


母の口癖は「父のような天才になりなさい」


父は事故で亡くなったと聞いている


母は父を愛していた


父しか愛していなかった


父は研究員だった


とても優秀な人だったらしい


だから母は僕を天才にすることで父と重ねて見てたのだ