あっという間にお昼ご飯。
手を洗って席に着く。
「優くん、舞子!食べよう!」
「あ、今行く!」
「…もう昼?」
優くんは寝てたらしく寝癖付きだ。
可愛い!
寝癖優くんは可愛かった。
お昼ご飯は優くんと舞子と私の三人で食べている。
私は友達が少ないから舞子が気を使ってくれて、一緒に食べてくれている。
…他の子に誘われてるのにね。
優しい舞子は私の事をいつも気にかけてくれている。
「いただきまーす」
「あっ、優くん今日はコンビニなんだ」
「あぁ」
寝起きもあってかちょっと素っ気ない。
いつも素っ気ないけど。
優くんはあまりしゃべらず、無口なのだ。
「ごちそうさま」
「えっ舞子もう終わり?!」
「うん、お腹一杯」
「もっと食べなよ~だからそんなに細いんだよ!」
「私細くない」
「もーまたそんなこと言うー」
いつもの会話。
舞子と私が喋って、私と優くんが喋る。
舞子と優くんはあまり話さない。
仲が悪い訳じゃないよ?
ただお互い興味ないらしい。