[ 叶愛side ]
それから、色んなアトラクションに乗り
残すところもあと少しってぐらいまできた。
「今度はアレ行こうぜ」
これまた優斗先輩の提案
「何ですか?」
優斗先輩が指さしたのは...
今にも飛び出てきそうなほど
迫力のあるお化けが書かれた看板のお化け屋敷
「えっ...」
思わず、体が固まる。
「え~やだ~怖い
でも、永遠くんがいてくれたら大丈夫かな...」
頬を赤らめてそういった紗綾ちゃん
本当に女の子らしくて可愛い
「ん、俺はいいけど...?」
そういって永遠があたしを見る。
永遠はあたしがお化けが無理なのを
知ってるからこっちを見てるんだと思う。