あたしがそう答えると、
紗綾ちゃんの顔はパァッと明るくなって
「よかった!じゃあ、応援してね♪」
あたしには眩しすぎる笑顔
そんな顔であたしを見ないでよっ...
「うん!応援してる!」
“応援してる”
なんて言ったけど
本当は応援なんてしたくない
でも、あたしには遠くから
二人を見守ることしか出来ない。
「ありがとう!
せっかくの昼休み、ごめんね!」
紗綾ちゃんが屋上から出ていったのを確認して
「......紗綾ちゃんになんて敵わないよ......」
誰もいない屋上で静かに呟いた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…