【完】キミからの“好き”がほしいだけ




「きみ、大丈夫?」


誰...?!

こんなにあたしがしんどい思いしてるのに
呑気に話しかけてくるやつなんて...!!


「大丈夫じゃないです!」


これのどこが大丈夫に見えるのよ!!

って...見たことない顔


他校の人?

いやでも制服は一緒だし...?


「ハハッ、ごめんごめん」


爽やかなその笑顔にドキッとした。


絶対謝る気ないでしょ。


「もういいですから!」


なんなのよ、この人。

この人のせいで遅刻するじゃない!


「きみ、面白いね。

俺の名前は森山 優斗【森山 ゆうと】
高校二年生、見た感じ後輩っぽいね」



え......?

今なんて?


高校二年生...??


「え、えぇーーーーーー!!?!

せ、先輩だったんですかー!?!」



それなのにあたしってば

何も考えないで変なヤツじゃん。


「そんなに驚くことでもないと思うけど...

んで、君の名前は?」


そんなにニコリと微笑まれたら


答えるしかない。


しかも、先輩だし?