【完】キミからの“好き”がほしいだけ




「叶愛...っ」



病院に着くと、ロビーを抜けて

手術室の前に行った。



「櫻木くん...」



叶愛のお母さんが俺の名前を呼んだ。

以前あった時よりもかなり痩せていた。



「叶愛...は...?」


「まだよ...」




冷静になって手術室を見ると、

まだランプが赤く光っていた。



「それより、あなた学校は...?」


「...いいんです。
俺は叶愛のそばにいてやりたいんです...」



こんな時にしか
そばにいてやれない俺を許してくれ...。