そう思うと、なぜか泣けてきて...
つい最近まであった普通の生活が、
ありきたりな毎日が恋しくてたまらない。
「...うぅ...死にたくない...怖い......」
本当は怖くて怖くて堪らないの。
だけど、ムリして笑うことしか出来ないあたし。
――...ガラガラッ
ドアが開く音がして咄嗟に涙を拭いた。
菜実...忘れ物でもしたのかな?
「菜実...忘れ物でもしたの?
もー、バカだな~...」
明らかに声は震えていて、
泣いてるなんてバレバレだと思う。
だけど、菜実は知らないフリをしてくれるでしょ?



