「他人だかなんだか知んねぇけど、
お前にとって叶愛ちゃんは特別な存在には変わりねぇんじゃねぇのかよ...!!」
二人はお互いを想いすぎて
すれ違ってしまっている。
だけど、気持ちはいつも同じなんだ。
「...これ、叶愛ちゃんの病院と病室の番号
叶愛ちゃん...生きるための手術受けるかを
今でも迷ってる...」
溢れ出す涙は止まらなくて...情けないな俺
ポケットから白い紙を取り出して永遠に渡した。
「ありがとな...雄大」
永遠はそういうと、少しだけ微笑んだ。
「おう...」
俺がそういう前に永遠は走って行ってしまった。
ちゃんと向き合えよ......?
「叶愛ちゃんを幸せにしてくれよ......」
俺の声は誰も聞くことなく、
ミンミンとうるさく鳴く蝉によって消されていった。



