【完】キミからの“好き”がほしいだけ






叶愛ちゃん...ごめんね。



こんな俺を許してくれ......




「叶愛ちゃんの脳には...悪性の腫瘍があるんだ...」



口に出すのもイヤなほどだ。


そんなことすぐに嘘だと言ってしまいけど
それは事実で現実なんだ。



「雄大、悪い冗談はやめてくれよ」



この様子だと全く信じていないようだ。

まぁ、当たり前だろうな。


いきなりこんなこと言われて

“はい、そうですか”

そう言える人なんていないだろう。




「嘘なんかじゃない...」


嘘ならどれだけよかったことか......


俺の目から一粒の涙がこぼれ落ちた。



「なんで今までそんな大事なこと......!!」



永遠はやっと信じた。

永遠、ごめんな。

すぐに言ってやれなくて......



「叶愛ちゃんは今、お前のためだけに生きてる...」




病気を克服してお前に気持ちを伝えることだけを思って生きてる。



「病気のこと永遠には言わないでって叶愛ちゃんに言われたんだ。

心配させたくないからって......。」




ホントは来てほしい


そう思ってるはずなのに...ムリしてそう言ったんだ。