【完】キミからの“好き”がほしいだけ





「あのね、渡辺くん。」



あたしはもう中途半端じゃいられない。


この気待ちに嘘はつけないんだから...



「ん?なに...?」


「あたし、やっぱり永遠が好きなの。

渡辺くんと一緒になれば
幸せにしてくれることもわかってる。
でもね、あたしは永遠じゃなきゃダメみたい...っ。

って言っても、もう遅いんだけどね...」



こんな体になっちゃって

恋愛なんてしてる場合じゃないんだもん。


辛いけど......、仕方ないの。



「最初からわかってたよ。

永遠には勝てないって...
俺、今すぐは無理だけどちゃんと諦めるから...。
だから、俺の結婚式ちゃんと来てよ?」



「うんっ...当たり前だよ......頑張るからあたし...」



『結婚式に来てよ?』



渡辺くんの言葉は優しくて、


“それまで生きていてね”


遠回しだけどそう言っているのだとわかった。



あたしはこんなところで死んじゃダメなんだ。


あたしはまだ...永遠に想いを伝えてない。