「...病院よ」 お母さんが静かにそういった。 病院...? そういえば、あたし倒れたんだっけ? 「おばさん、私たちは向こうに行ってます」 菜実がそういうと、 渡辺くんと一緒に出ていってしまった。 二人が出ていくと、ますますみんなの顔は曇った。 「どうしたの...?」 あまり、良い空気ではないことはわかる。 「叶愛...っ、あなたは脳に悪性の腫瘍あるの...っ」 え......? 今...なんて......? 脳に悪性の腫瘍...? ......なにそれ。