でも、今はそれすら...失ってしまった。
自分からそう願ったのに、
どうしてこんなに苦しくなるの?
「ふーん、てっきり紗綾ちゃんは遊びで
桜乃さんのこと本気で好きなのかと思ってた」
や、やだ...っ。
これ以上は聞きたくない...
永遠があたしに本気になるわけないじゃん。
「俺が?あんな乱暴で女らしくなくて泣き虫でめんどくさくて...」
――ガタッ...
あたしはこれ以上聞いてるのがイヤになって
立ち上がって教室から出た。
これじゃあ、盗み聞きしてたってバレバレじゃん...。
あたしは夢中で屋上まで駆け上がった。



