「何いってんの?
踏まれたらその綺麗な浴衣も汚れるだろ?」
強引に叶愛の腕をつかんで立ち上がらせた。
そう...綺麗な浴衣も...それを着ている叶愛も......
「......もうどうでもいいよ......うぅ...」
いっぱい涙を流しながらそういった。
なんで...なんでどうでもいいとかいうわけ?
その浴衣は誰に見せたくて買ったんだ?
雄大か?
それとも別の人か?
そりゃあ、紗綾ちゃんだって似合ってたけど、
叶愛の浴衣姿は全然レベルが違うぐらい
色気がムンムンで誰にも見せたくなかったぐらい。



