アイツ...まず家にいんのかな?
そう思いながらも一か八かで家まで行こう。
――ピンポーン...
インターフォンを鳴らすと、
中から小奇麗なおばさんがでてきた。
「あら、どちら様かしら?」
微笑んだ顔がアイツにそっくりだ。
「あの...菜実さんっていますか?」
そう、俺が今会いに来ているのは、
原本菜実。
俺の一番の女友達。
何でも聞いてくれるし、ちゃんとアドバイスもくれるし、
話してても楽しい。
「あ、いるわよ!
ちょっと待っててくださいね。
玄関まで入っててくれていいから!」
「ありがとうございます...」
俺はお言葉に甘えて、
玄関で待たせてもらうことにした。



