【完】キミからの“好き”がほしいだけ





すると、俯いた姿の永遠が見えた。



「永遠...?」



永遠は俺に気づくと、無理して笑った。


永遠はもう抜け殻みたいで、
こんな永遠は見たことなくて
どうしたらいいのかわからなかった。



「雄大...ちょっとだけ待ってて」



永遠はそれだけいうと、屋台の中に消えていった。


しばらくして戻ってきた永遠の手には白い紙袋が握られていた。


それも二つ。


その一つを俺に差し出した。



「これさ...叶愛好きなの...。
だから、お前持っていって...
そんでもって家まで送っていってやって...」


弱々しい永遠の声


「...永遠が行けば?」


こんなのただの嫉妬だった。

叶愛ちゃんが好きなものも嫌いなものも永遠は全部知ってる。


幼稚だってわかってるけど...

永遠が羨ましかった。