【完】キミからの“好き”がほしいだけ




「永遠...俺の気持ちに気づいたんだと思う」



「だろうね...。後で叶愛に電話して聞いてみる」


「うん...じゃあ、俺帰るわ。

突然悪かった。でもマジでありがと」



そういって、雄大とはバイバイした。


永遠のヤツ...そういうところは敏感なんだから...


永遠は昔から優しかった。

叶愛にはイジワルとかイヤミとか言いまくってたけど...

ほかの子には普通に優しくて、
正義感があって......。


彼女はコロコロかえてたけど...


昔から叶愛と永遠は似てる。


二人とも、
自分の気持ちよりも他人のことを考えて


自分の気持ちは二の次で...。



だから...そんな二人だからこそ...



──────すれ違うんだ。