【完】キミからの“好き”がほしいだけ




「ハハッ、意地っ張りだな~」


そういって笑う雄大

その笑顔は無敵だよ...


「んじゃあ、私が話しかけるからその時に来てね~」



そういって叶愛のところに行った。


なのに、さっきからボーッと一点を見つめてる叶愛



「かーんな、もうHR終わったけど?」



私がそう声をかけると、

ハッとしたように私の方を向いた。



「え、ほんとに?」



気づいてなかったの...?


あ~...また見とれてたのかな?王子様に。


「ほんとほんと。また見とれてたわけ?」


「なっ...!!」



顔がポッと赤くなる叶愛


わかりやすすぎるでしょ~



「はいはい、図星ね~」



「ほんと飽きないよね~

あんな奴のどこがいいんだか~」



私にはまったく分からないよ。


まぁ、一生わかる気もしないけど...



「あたしもわかんないよ、アハ」



分からないのにそんなに好きなんだ...



「まぁ、人を好きなるって事はそういう事だからね」



人を好きになるのに理由なんていらないでしょ?


好きになりたくて好きになった人は

本当には大切にはできない。


知らない間に好きなった人は

本当に大切にできる。


って...私は勝手に思ってるんだよね。



「さすが、菜実」


「何年一緒だと思ってんのよ」


「えへへ」



私もこんなに可愛く笑えたら......